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こんばんは、真木です。

最近ブログで漫画やゲームのレビューを参考にさせて頂いています。
そこで、私も何か参考になりそうな記事でも書いてみようと思い立ちました。

よく「男性でも読める少女漫画は何だろう」という話題を見かけます。
結論を私が出せるほど少女漫画のプロフェッショナルではありませんが、なんとなく察しがつくところはあります。

一つ目は、抜群に面白いものでないと既に面白い漫画やゲームに飽和状態のお兄さん方を引きつけられないこと。
二つ目は、男性が好む類型のいくつかはあまり少女漫画では描かれないということ。
三つ目は、少女漫画に特有のアクのあるものは敬遠されること。

ちょっと抽象的ですが、上の三つを踏まえて私なりに少女漫画をセレクトしてみました。
ただ、男性一般が読むと想定すると難しすぎるのでもうちょっと限定をかけます。


テーマは、「ほどよくヲタクのお兄さん方に少女漫画を勧めてみよう十選」。

ほどよくヲタクというのは、
「少女漫画などという軟弱なものは読めません!」と断言する硬派なお兄さんと、
「少女漫画なら任せろ!」という私が勧めるまでもなく少女漫画が大好きなお兄さんは除くということです。


順位はつけずに、試しに十作選んでみました。これを機に少女漫画に興味を持って頂けると幸いです。


***

1、『ざ・ちぇんじ!』―山内直実先生、花とゆめCOMICS―

とりかえばや物語を基にした、氷室冴子先生の小説原作の作品。
時は平安時代。うりふたつの双子の綺羅君(姉)と綺羅姫(弟)の宮中生活と恋とその他もろもろ。
全4巻で読みやすく、展開もテンポがいいのであっという間に読み切ってしまいます。
お勧めポイントは、にやっと笑えて、爽やかな後味のところ。
一つ難点を挙げるなら、やや古いので入手が困難なところか。
絵もわりとあっさりしているので、安心してお兄さん方にお勧めできます。



2、『月の子 MOON CHILD』―清水玲子先生、白泉社文庫―

伸び悩み中のバレエダンサーのアートと、月からやって来た人魚の子ジミーの恋物語。
アンデルセンの人魚姫の物語とチェルノブイリ事故が絡まって、ラストはハッピーエンドなのに物悲しい。
水槽を覗いているような、どことなく無機質なアメリカの舞台も素敵です。
また、主人公のアートは物語の王子様のポジションなのですが、少女漫画的な王子様とは全然違います。
ずぼらで気が利かず、昔の彼女にいつまでも執着する。
ただそれは、翻って男性目線で見れば、馴染みやすく自然な男性キャラクターだと思います。
エンジンがかかるまで少し時間がかかりますが、かかってしまえば一気に読めるお勧めの作品です。


3、『花咲ける青少年』―樹なつみ先生、花とゆめCOMICS―

ラギネイという架空の国に起こる革命を背景に、少女花鹿が夫探しゲームをしながら恋を掴む物語。
恋物語だと思って読み始めたら、主人公花鹿の飛び込んでいく世界がダイナミックすぎてびっくりしました。
登場人物はいちいちゴージャスなキャラクターばかりですが、数が多いのでたぶん慣れます。
中盤のラギネイの政変が始まると、息もつかせぬ展開が待っています。
有力株に見えて何か頼りないカールや、狂気的な忠誠心を見せつけるクインザなどは、男性から見ても面白いキャラクターだと感じられるのでは。
文庫版にして全六巻。ダイナミックな非日常へ行ってらっしゃいませ。


4、『カードキャプターさくら』―CLAMP、KCデラックス―

ほどよくヲタクなお兄さんなら知っている方がほとんどだと思いますが、一応紹介を。
逃げ出した魔法のカード「クロウカード」をつかまえるために奮闘する少女さくらの物語。
どこを切り取っても夢と希望にあふれた、ファンタジックで綺麗な世界が印象的。
クロウカードというアイテム自体もそうですが、登場キャラクターのことごとくに夢が詰まっています。
でもこの少女漫画が特異なのは、隙がないということだと思います。
男性でも女性でも、小さな子供でも大人でも楽しめる作品というのは、あるようでない気がします。
読んでみれば、必ず一人は好きなキャラクターをみつけられるでしょう。


5、『パタリロ!』―魔夜峰央先生、白泉社文庫―

常春の国マリネラの国王パタリロとMI6の諜報員バンコランを中心としたギャグ漫画。
単行本の刊行数は100巻を超えているそうで、実は私も全部はフォローしていません。
少女漫画としては異色なギャグの連発で、読んでいる内に訳がわからなくなります。
その訳のわからなさが癖になるというのか、読まずにはいられなくなるというか、そんな感じです。
シュールなのですが広げっぱなしではなく、計算された展開で毎度締められます。
BL要素があるということで男性にはためらわれるかもしれませんが、それも半分以上ギャグに取り込まれています。
新感覚を求めるお兄さん方にお勧めです。


6、『闇は集う』―松本洋子先生、なかよしKC―

生と死の狭間にある部屋で、さまよえる魂が記憶に向き合って行き先を決めていくオムニバスホラー。
現在は入手が困難になっているのが残念です。
キャラクターの造形は少女漫画的で、多少男性には抵抗があるかもしれません。
しかし毎回のストーリーは磨き抜かれていて、時に胸に突き刺さるくらいに面白いです。
物語の各主人公たちは各回ごとに「生」と「死」のどちらかに振り分けられるのですが、その二者択一までの道のりはそれぞれ全く違います。
残酷な結末に見惚れる、そんな経験ができます。


7、『天使禁漁区』―由貴香織里先生、白泉社文庫―

双子で最愛の妹の紗羅を追って、悪魔と天使の世界を駆け巡る少年、刹那の物語。
現実世界にいられるのはほんの一瞬だけ。すぐに極彩色の異世界に連れて行かれます。
ビジュアル面や設定で味付けが濃いめのキャラクターが多いですが、何もかもが濃いので気にならなくなると思います。
それこそ、主人公の刹那が悩む近親相姦の禁もささいなことに思えてくるくらいに、世界観が激しいです。
お兄さん方へお勧めできる一番のポイントは、この物語はRPG的なわくわく感がつまっていること。
たとえば章分けがしっかりされていて、物質界から始まって星幽界(死後の世界みたいなところです)、地獄、天界、そして最終編は至高天という流れがあります。
ぜひわくわくしながら、極彩色の異世界を楽しみつくしてください。


8、『動物のお医者さん』―佐々木倫子先生、白泉社文庫―

獣医学部に通う西根公輝、通称ハムテルと彼を取り囲む人々と動物の物語。
「妙」という言葉がぴったりな作品だと思います。
びっくりするような展開もカリスマ的なキャラクターもいないのですが、至るところに上質な笑いが散りばめられています。
分類としてはコメディのはず。断言できないのは、その笑わせ方が何とも独特だからです。
ちなみに私は十回以上読み返したと思いますが、何度見ても可笑しみがこみあげてきます。
シュールより地に足ついた笑いがお好みの方にお勧めです。


9、『ぼくの地球を守って』―日渡早紀先生、花とゆめCOMICS―

前世の記憶に振り回されながら現在の生を生きる、亜梨子と輪の恋物語。
小学生の見た目でありながら中身は大人、とは例のあの探偵漫画を彷彿とさせるところですが、その設定を余すところなく使いこなして壮大な世界に連れて行かれます。
始めは絵柄にちょっと不安定さがありますが、読んでいる内に安定してきます。
全21巻と、敷居は低くありません。でも前世という「もしも」のロマンを楽しみつくせます。
私が読み切った時は、ああいいものを読ませてもらったという満足感でいっぱいになりました。
じっくり少女漫画に浸りたい方にお勧めです。


10、『残酷な神が支配する』―萩尾望都先生、小学館文庫―

義父の虐待からついには義父を殺してしまう少年ジェルミの絶望と再生の物語。
この十選に入れるのに最後まで迷った作品です。
圧倒的なまでのストーリー展開にキャラクターの個性、格調高さなど、どこを見ても目は離せませんが、その強烈さに目を背けたくもなります。
少年愛に正面から向き合っているので、そこもお兄さん方には勧めづらい理由の一つです。
実際、萩尾望都先生にはもっと他にも勧めやすく、また魅力的な作品がたくさんあります。
しかし重いテーマに対して一歩も引かない作品の力強さは、他にはないものだと思います。
「残酷な神」とは何かを考え出したら、もう最後まで目が離せません。



***

以上、十作品でした。
何かの参考になれば幸いです。
それでは、今日はこの辺りで。
2013.04.25 Thu l 漫画のはなし l コメント (0) トラックバック (0) l top

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